こんにちは。ふーみんです。
今回は切迫早産期間中のことをお伝えします。
今でこそ4歳の息子はすくすく育ってとても元気に過ごしていますが、妊娠中は、無事に産まれてくるかどうかわからない状態の日々でした。
この記事が、切迫早産と診断され、不安に思われている方のささやかな支えになればと思います。
入院生活に至るまで
3回目の妊婦健診にて絶対安静を言い渡される
「切迫」と診断されたのは、21w3dのことでした。
3回目の妊婦健診にクリニックに行った際、なんと頸管長が2.8㎝に。
しかも、まだ「切迫早産」ではなく「切迫流産」の時期。この時期に陣痛がきてしまっては、もう流産しか道はありません。かなり早い時期から頸管長が短くなっていたのです。
クリニックとは別の病院で分娩予定だったので、先生に書類を出してもらい、すぐに分娩病院で診察をしてもらうことに。
それまではダクチルを頓服で飲んでいましたが、ウテメリンを処方されたのがこの時でした。
入院ラインは頸管長2.5㎝以下
健診の翌日、分娩病院で診察してもらいました。
頸管長は2.6㎝〜3㎝弱。入院は2.5㎝以下かららしいのでギリギリのところで入院には至りませんでした。
もちろん病院にはタクシーで。トイレ以外はずっと横になってなくてはいけないし、ご飯は寝た体勢のまま、シャワーも2、3日に1回と指導されました。
ウテメリンの副作用に苦しむ
お互い気兼ねせずゆっくり休むために、この日から主人とは別々に寝ることに。すごく寂しくて、恥ずかしながら1人でしくしく泣いていました。
また、とても辛かったのはウテメリンの副作用。手足がぶるぶる震えて止まらず、心拍数が物凄く速い。BPM150くらいでした。そして心臓の音がなんと言ってもうるさいのです。夜寝ている時も、自分の心音がうるさくて目覚めるほどでした。
経験者のブログなど見たら「そのうち慣れる」とありましたが、結局私は最後までこの副作用に苦しみました。
1週間でなぜか頸管長が3.6㎝に回復
休職のための診断書や診察経過報告書などを受け取ることと、診察のためにまたクリニックに行きました。
そこでもう一度頸管長を測ってみると、今度はなんと3.6㎝まで戻っていました。
本当に動かずじっとして、家の汚さとか自分の汚さとか全てに目を瞑って過ごしていた甲斐があったのだと思います。
また、その翌日に分娩病院に行って診てもらうと3.5㎝という診断。とりあえずこの長さをキープできていればいいかな、という気持ちで少し安心しました。
しかし、張りやすい体質ということでウテメリンを大量に処方されました…。
さらに2週間で4.3㎝まで伸びる
副作用に苦しみ、何もできない状況に苦しみ、胎動で眠れないことに苦しみ、そんな中の2週間おきになった分娩病院での診察。
なんと頸管長が4.3㎝まで伸びていました。
さすがにこれは安静解除とまではいかなくても、少しは動いていいでしょうと思い、先生に確認してみるも、先生は渋い顔。
一度短くなった頸管長が長くなってもそれは一時的なもので、すぐまた張ったら短くなるとのこと。
ほんの少しシャワーに入る回数を増やしたり、座ってご飯食べたりするくらいなら良いけど、お腹が張ったら絶対に即やめて横になってくださいと念押しされました。
尿意による張りでまた3㎝台に
前回の診察から1週間も経たない頃、尿意を感じる瞬間にお腹が張ることが増えてきました。
便秘だと張りやすいという話は聞きましたが、軽い尿意だけでも張り始めたことと、胎動が全くなくなかったことをきっかけに、タクシーに乗って夜中に診察に行きました。
赤ちゃんは元気でしたが、頸管長はまた3.4㎝に。
尿意にも気をつけなくてはいけないのだと学習しました…。
この時で、まだまだ25週目でした。
抵抗虚しく、ついに入院
27週目、ついに宣告される
とりあえず3㎝台ということで、まだ粘れるだろうなと思っていたのですが、この時の妊婦健診でついに、頸管長が2.3㎝ということで、即入院となりました。
2ヶ月以上の入院生活の始まりです。
入院初日のこと
入院宣告されると、即座に車椅子に乗せられ、そのまま病棟のベッドまで運ばれていきました。何の猶予もありません。
初めてのNSTから始まり、初めての点滴、ベッドの移動、お昼ご飯と、とにかくされるがまま。点滴が怖くて仕方なかったけれど、でも点滴始めた途端に張りは全くなくなりました。「もしかしたら、このまま落ち着いて、来週には退院できるかも!?」なんて淡い期待ももってしまうほど、1番少ない流量で張らないのです。
入院バッグは既に準備していたので、夫に仕事後、持ってきてもらいました。
6人部屋ということで、プライバシーはあまりないけど「一人じゃない」という心強さみたいなものはありました。でも、悲しくて不安で、夜は静かに泣きながら寝ました。
入院3日目にして、まさかの4㎝に!
主治医の朝の回診でお腹を触られた時「だいぶお腹が柔らかくなった」ということで、点滴の効果を見るためにも内診をしてもらいました。
結果はというと、4㎝以上でした。先生もびっくりしましたし、私も本当に嬉しかったことを覚えています。点滴と、自宅安静以上の安静のおかげだと思います。
これでしばらく様子見て点滴の流量が変わらず頸管長の長さが維持できれば退院も選択肢に入るかも、というお話で、希望をもって内診を終えました。
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